望遠鏡の奇跡 -Makeの物語(7-10歳)

◆壊れた望遠鏡を修理するだけでなく、改良まで加えてしまうMakeの創作物語。

目次

朝 – 壊れた望遠鏡

朝日が船の甲板を照らしていた。 Makeは自分の工房で、昨日から取り組んでいる新しい発明品の設計図を眺めていた。

「わたし、今日こそ完成させるぞ!」

そこへHaveが慌てて駆け込んできた。

Make!大変だよ!船長の望遠鏡が壊れちゃった!」

Makeは設計図から顔を上げた。 「望遠鏡?見せて」

レンズにひびが入り、筒も曲がっている。普通なら修理不可能に見えた。

I can make it better!(もっと良くできる!)」

Makeの目が輝いた。これは挑戦のチャンスだ。

昼 – 工房での奮闘

昼になっても、Makeは望遠鏡の修理に没頭していた。 ただ直すだけじゃない。改良を加えているのだ。

Let me make a special lens!(特別なレンズを作らせて!)」

ガラスの破片を集めて、新しいレンズを作り始めた。 Doが心配そうにのぞきに来る。

Make、お昼ご飯食べた?」

「まだ!でも、もう少しで完成!」

筒の部分には、伸縮できる仕組みを追加。 さらに、夜でも使えるように、小さなランプを取り付けた。

「すごい集中力だね」とDoが感心する。

Makeは手を止めずに答えた。 「だって、I want to make everyone happy!(みんなを喜ばせたい!)」

夕方 – 完成と驚き

夕方、ついに新しい望遠鏡が完成した。

「船長!できました!」

Hopeが受け取って、さっそくのぞいてみる。

「これは…すごい!前より3倍も遠くまで見える!」

しかも、筒を回すと倍率が変わる仕組みになっていた。 夜用のランプも、ちゃんと機能している。

Make、君は天才だ!」

みんなが集まってきて、順番に望遠鏡をのぞいた。

I make things with love!(愛を込めて作るの!)」

Makeは照れくさそうに、でも誇らしげに微笑んだ。

夜 – 新たな決意

その夜、Makeは甲板で星を見上げていた。 自分が改良した望遠鏡で、みんなが楽しそうに星を観察している。

Wantが近づいてきた。 「Make、あたしにも何か作ってくれる?」

「もちろん!What should I make?(何を作ろうか?)」

「う~ん、宝物入れがほしい!」

「いいよ!明日、特別なのを作ってあげる」

Makeは思った。 物を作ることは、ただの作業じゃない。 誰かの笑顔を作ることなんだ。

I will make more smiles!(もっと笑顔を作る!)」

星空の下、Makeの新しい一日への期待が膨らんでいった。


創造の喜びは、誰かの笑顔を見た瞬間に最高潮に達するのです。

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