Buildの練習帳(教材特化版)

学習目標:「build」の様々な使い方を、Buildと一緒に実践的に学ぶ

パターン1:朝の建築(基本形)

朝、Buildは甲板で働く。

「I build here!(ここで建てる!)」

みんなが集まってくる。

「I build every day!(毎日建てる!)」 「I build for everyone!(みんなのために建てる!)」 「Let’s build together!(一緒に建てよう!)」

Makeが聞く。 「What are you building?(何を建ててるの?)」

「I’m building a bench!(ベンチを建ててる!)」

練習

  • I build = 建てる
  • building = 建てている(進行形)
  • 同じパターンを3回繰り返す

パターン2:昼の協力(Let’s build)

昼、みんなで作業の時間。

Buildが呼びかける。

「Let’s build a table!(テーブルを建てよう!)」 「Let’s build it strong!(丈夫に建てよう!)」 「We can build anything!(何でも建てられる!)」

Ideaが提案する。 「Can we build a shelf too?(棚も建てられる?)」

「Of course! Let’s build both!(もちろん!両方建てよう!)」

練習

  • Let’s build = 建てよう(誘い)
  • Can build = 建てられる(可能)
  • build + 目的語で練習

パターン3:夕方の完成(built)

夕方、今日の成果を確認。

「I built this chair!(この椅子を建てた!)」 「We built it together!(一緒に建てた!)」 「Tomorrow, we’ll build more!(明日、もっと建てる!)」

みんなが感謝する。

「You built something wonderful!(素晴らしいものを建てた!)」 「The stage you built is perfect!(建てた舞台は完璧!)」

練習

  • built = 建てた(過去形)
  • will build = 建てる(未来)
  • 時制の使い分け

パターン4:夜の計画(What to build)

夜、明日の計画を立てる。

「What should we build?(何を建てるべき?)」 「We need to build a bridge(橋を建てる必要がある)」 「I want to build a house(家を建てたい)」

みんなでアイデアを出す。

「Build something useful!(役立つものを建てて!)」 「Build it with love!(愛を込めて建てて!)」

練習

  • need to build = 建てる必要がある
  • want to build = 建てたい
  • should build = 建てるべき

パターン5:総復習(全パターン混合)

新しい一日。 Buildは朝から晩まで「build」を使う。

「Time to build!(建てる時間だ!)」

午前 「I’m building a new deck!(新しいデッキを建ててる!)」

「Let’s build together!(一緒に建てよう!)」

午後 「We built half already!(もう半分建てた!)」

夕方 「Keep building!(建て続けよう!)」

「Tomorrow, we’ll build the rest!(明日、残りを建てる!)」

最終練習

全てのパターンを1日で使ってみよう:

  1. I build(建てる)- 基本形
  2. building(建てている)- 進行形
  3. built(建てた)- 過去形
  4. Let’s build(建てよう)- 誘い
  5. will build(建てる)- 未来

覚え方のコツ

ステップ1:基本を覚える

「build」=「建てる、築く」 動詞として使う!

ステップ2:3つの形

  • build(建てる)
  • building(建てている)
  • built(建てた)※過去形と過去分詞が同じ

ステップ3:組み合わせ

  • build + 物 = 物を建てる
  • build together = 一緒に建てる
  • build for 人 = 人のために建てる

ステップ4:毎日使う

朝起きたら「Let’s build something!」 寝る前に「I built a lot today!」

ステップ5:Buildみたいに考える

建築は物だけじゃない。 信頼も、友情も、未来も建てられる。 「Build with love!」を忘れずに!

まとめの表

形意味例文I build建てるI build housesbuilding建てているI'm building nowbuilt建てたI built yesterdayLet's build建てようLet's build togetherwill build建てる(未来)I will build tomorrowcan build建てられるWe can build anything

覚えるまで繰り返そう! Buildみたいに、愛を込めて、みんなのために「build」を使おう!

Buildからのメッセージ

「Building isn’t just about structures(建築は構造物だけじゃない)」

「We build trust(信頼を築く)」 「We build friendship(友情を築く)」 「We build the future(未来を築く)」

「だから、Let’s build together!(一緒に建てよう!)」

手を動かし、心を込めて、一つ一つ積み上げていく。 それが「build」の本当の意味。

君も今日から、何かを建て始めよう!

建築という現象 – Buildの物語(18歳以上向け)

あらすじ:建築の概念そのものと一体化し、物質を超えた建築を探求するBuildの意識の記録

序:重力との対話

Buildは、重力と話していた。

建築とは、重力との永遠の交渉。上へ向かおうとする意志と、下へ引く力の均衡。

「Every building is a dialogue with gravity(すべての建築は重力との対話)」

彼の褐色の手が、空中に見えない構造を描く。指が柱を立て、掌が梁を支える。

第1楽章:構造の内在化

「I don’t build anymore(もう建てない)」

Buildの宣言に、仲間たちは凍りついた。

「I am being built(建てられている)」

主語と目的語の反転。建築家が建築されている。

彼の体そのものが、建築物となっていく。骨が梁、筋肉が壁、血管が配管。

「The builder becomes the building(建築家が建築物になる)」

第2楽章:空間の創造

IdeaとDesignが理解し始めた。

「You’re not giving up(諦めているんじゃない)」

「You’re transcending(超越している)」

Buildは微笑む。

「Space doesn’t exist until we build it(空間は建てるまで存在しない)」

「But once built, it builds us(でも一度建てられると、それが我々を建てる)」

空間と人間の相互構築。環境が人を作り、人が環境を作る無限のループ。

第3楽章:時間の建築

「Can you build time?(時間を建てられる?)」

誰かの問いに、Buildは答えた。

「Memory is time’s architecture(記憶は時間の建築)」

過去を土台に、現在を柱に、未来を屋根に。

「Every moment is a brick(すべての瞬間がレンガ)」

「We build our lives moment by moment(瞬間ごとに人生を建てる)」

第4楽章:虚無の基礎

ある日、Buildは何もない空間に立った。

道具なし、材料なし、計画なし。

それでも、彼は建て始めた。

手の動きだけで、空気中に建築が立ち上がる。見えないが、確かにそこにある構造。

「The purest building needs no materials(最も純粋な建築は材料を必要としない)」

意識の建築。思考の構造物。

第5楽章:集合的建築

仲間たちが集まってきた。

それぞれが、見えない何かを建て始める。

Musicが音の建築を、 Danceが動きの建築を、 Singが声の建築を。

すべてが重なり、干渉し、共鳴する。

「We’re building beyond building(建築を超えた何かを建てている)」

個別の創造が、集合的な構造となる。

終章:永遠の建設現場

Buildは今も建てている。

しかし、それは以前とは違う。

彼は建物を建てるのではなく、建築という行為そのものを建てている。

「Building never ends(建築は決して終わらない)」

「It only transforms(変化するだけ)」

新しい島で、人々が言う。

「何を建てているんですか?」

Buildは答える。

「I’m building the act of building(建てるという行為を建てている)」

理解されなくても構わない。建築は、理解される前に体験されるものだから。

彼の手は今日も動く。見えない釘を打ち、存在しない梁を組む。

それでも確かに、何かが建てられている。

建築は続く。終わることなく、始まることなく。

究極の問い

Buildという動詞の存在論

「建てる」とは何か。

それは、無から有を生む行為か。 それとも、既にある可能性を形にする行為か。

  • To build is to create space(建てることは空間を創造すること)
  • To build is to defy entropy(建てることはエントロピーに抗うこと)
  • To build is to love(建てることは愛すること)

建築の形而上学

すべての建築は、いつか崩れる。 それでも建て続ける意味は何か。

崩れることを前提に建てる。 それが、Buildの見出した答え。

永遠を求めるのではなく、 瞬間を積み重ねる。

それが建築。 それが人生。

構造と魂 – Buildの物語(15-18歳向け)

あらすじ:完璧な建築技術を持ちながら満足できないBuildが、不完全さの美しさと建築の本質を見出す物語

第1章:完璧な建築

Buildは、技術的には頂点に達していた。

どんな複雑な構造も設計でき、どんな困難な建築も完成させる。しかし、何かが欠けていた。

「I can build anything, but…(何でも建てられる、でも…)」

褐色の手が震える。最近、完成した建物を見ても満足感がない。

Ideaが心配そうに聞く。 「What’s wrong with your buildings?(君の建築の何が問題?)」

「They’re perfect(完璧だ)」

「Then what’s the problem?(じゃあ何が問題?)」

「That’s the problem(それが問題だ)」

完璧すぎて、魂がない。人間味がない。生命力がない。

第2章:破壊の美学

ある日、Buildは自分が建てた塔を壊し始めた。

「What are you doing?!(何してるの?!)」

Designが驚いて叫ぶ。

「I’m building by destroying(破壊することで建築している)」

一見、狂気に見える行動。でも、Buildの目は澄んでいた。

完璧な構造を崩し、その中から新しい形を見出す。計算された破壊が、予期せぬ美を生む。

「Imperfection creates character(不完全さが個性を作る)」

第3章:有機的建築

Buildは新しい理解に達した。

建物は生きている。呼吸し、成長し、老いていく。

「Buildings should age gracefully(建物は優雅に老いるべきだ)」

彼は、時間と共に変化することを前提とした設計を始めた。

雨が作る道筋を計算に入れ、 風化が生む模様を予測し、 植物が絡まる場所を用意する。

「I build for time, not against it(時間に逆らうのではなく、時間のために建てる)」

第4章:共創の実験

IdeaとDesignと共に、革新的なプロジェクトを始めた。

使う人が建築を完成させる、という概念。

「The building is never complete(建物は決して完成しない)」

基本構造だけを提供し、住民が自由に改変できる余地を残す。

「あら〜、これは斬新ね〜」Designが興味深そうに見る。

最初は批判された。でも、実際に人が住み始めると…

それぞれの個性が建物に反映され、有機的に成長する建築が生まれた。

第5章:建築の本質

深夜、Buildは建設現場に一人でいた。

月光が骨組みを照らす。まだ壁も屋根もない、純粋な構造。

「What am I really building?(俺は本当は何を建てている?)」

物理的な構造?それとも…

「I build possibilities(可能性を建てる)」

「I build connections(繋がりを建てる)」

「I build dreams(夢を建てる)」

建築は、単なる物体の組み立てではない。空間を作り、その空間で起こる無限の物語を可能にする行為。

第6章:永遠の建築

新しい島で、Buildは宣言した。

「I’ll build something that lasts forever(永遠に続くものを建てる)」

人々は期待した。不滅の材料?完璧な構造?

でも、Buildが建てたのは…学校だった。

「Knowledge is the only eternal building(知識だけが永遠の建築)」

建築を学ぶ場所。技術だけでなく、心も教える場所。

「Buildings may fall, but builders remain(建物は倒れても、建築家は残る)」

物理的な建築を超えて、Buildは人の中に建築の精神を建て始めた。

言葉の深層

“Build”の探求

  1. 物理から概念へ
    • build structures(構造を建てる)
    • build relationships(関係を築く)
    • build futures(未来を築く)
  2. 建築の逆説
    • Perfect buildings lack soul(完璧な建物には魂がない)
    • Imperfection creates beauty(不完全さが美を生む)
  3. 時間との関係
    • Build with time(時間と共に建てる)
    • Let buildings grow(建物を成長させる)

建築とは、空間に可能性を与える行為。Buildはそれを体現する。

基礎から築く絆 – Buildの物語(11-14歳向け)

あらすじ:手抜き工事で建築家を信用しなくなった街で、Buildが信頼を取り戻しながら街を再建する物語

第1章:崩れた信頼

新しい港に着いた時、街は異様な雰囲気だった。

建物はどれも傾き、壁にはひび割れ、人々は不安そうに歩いている。

「These buildings aren’t safe…(これらの建物は安全じゃない…)」

Buildは専門家の目で街を見回した。褐色の肌に汗が滲む。これは深刻な問題だ。

話を聞くと、数年前に来た建築業者が手抜き工事をして逃げたという。以来、街の人々は建築家を信用しなくなった。

「We can’t trust builders anymore(もう建築家は信用できない)」

街の人の言葉が、Buildの胸に刺さった。

第2章:最初の一歩

Buildは諦めなかった。

「I’ll build trust first(まず信頼を築く)」

彼は小さなことから始めた。壊れたベンチの修理、ぐらつく看板の補強。報酬は求めない。

「Why are you doing this?(なぜこんなことを?)」

住民が訝しげに聞く。

「Building isn’t just about structures(建築は構造物だけじゃない)」

「It’s about building community(コミュニティを築くことだ)」

Ideaが手伝いを申し出た。 「I have ideas for better designs!(より良いデザインのアイデアがある!)」

Designも参加する。 「あら〜、機能と美しさを両立させましょう〜」

三人のチームワークが始まった。

第3章:共同作業

少しずつ、住民も手伝い始めた。

最初は子供たち。次に若者。そして大人たちも。

「Let’s build together!(一緒に建てよう!)」

Buildは嬉しそうに道具の使い方を教える。

「Hold the hammer like this(ハンマーはこう持って)」 「Feel the wood’s grain(木目を感じて)」

彼の教え方は優しく、決して急かさない。

ある日、大きなプロジェクトが始まった。街の中央広場の改修。

「This will be our foundation(これが俺たちの基礎になる)」

第4章:試練の時

工事の最中、大雨が降った。

まだ固まっていないセメント、濡れる木材。これまでの努力が無駄になるかもしれない。

でも、住民たちが動いた。

シートを持ってくる人、排水路を作る人、濡れた材料を守る人。

「We won’t let your work be ruined!(あなたの仕事を無駄にさせない!)」

Buildは涙が出そうになった。

「This is what building really means(これが本当の意味での建築だ)」

「We’re building together!(俺たちは一緒に建ててる!)」

第5章:新しい街

一ヶ月後、街は生まれ変わっていた。

安全な建物、美しい広場、そして何より、人々の表情が明るい。

「You rebuilt more than buildings(建物以上のものを建て直してくれた)」

街の長老が感謝を伝える。

「You rebuilt our hope(希望を建て直してくれた)」

Buildは首を振る。

「We built it together(一緒に建てたんだ)」

「Every nail, every board, every smile(すべての釘、すべての板、すべての笑顔)」

第6章:継承

出発の日、若者たちがBuildを囲んだ。

「教えてくれたことを忘れません」 「これからは自分たちで建てていきます」

Buildは道具箱から、使い込んだハンマーを取り出した。

「This is for you(これは君たちに)」

「Keep building(建て続けてくれ)」

「Build with love(愛を持って建てる)」

船が港を離れても、街では建築の音が響いていた。

新しい建築家たちが、Buildの精神を受け継いで。

深める英語表現

buildの様々な形と意味

  1. 基本形から応用へ
    • build trust(信頼を築く)
    • build community(コミュニティを築く)
    • build together(共に建てる)
  2. buildが表す行為
    • building is creating(建築は創造)
    • building is connecting(建築は繋ぐこと)
    • building is caring(建築は思いやり)

考察:「build」は物理的な建築だけでなく、人間関係や信頼も「築く」ことができる万能な動詞。

みんなの大工さん – Buildの物語(小学校低学年向け)

あらすじ:Buildが島の子供たちの壊れた遊び場を直して、みんなで協力する大切さを教える物語

朝の始まり

朝日が船の甲板を照らす頃、Buildはもう働いていました。

茶色の短髪に汗が光り、褐色の肌は健康的です。がっしりとした腕で、船の手すりを修理しています。

「This needs to be stronger!(これはもっと強くしないと!)」

トントン、カンカン。 ハンマーの音が心地よく響きます。

Makeが近づいてきました。 「Good morning! What are you building?(おはよう!何を建ててるの?)」

「I’m building safety!(安全を建ててる!)」

Buildは笑顔で答えます。みんなが安心して使えるように、いつも何かを直したり作ったりしています。

昼の大仕事

島に着くと、子供たちが困っていました。

「遊び場の小屋が壊れちゃった」 「雨で濡れちゃう」

Buildはすぐに動きます。

「Don’t worry! I’ll build a new one!(心配しないで!新しいのを建てるよ!)」

道具箱を開けて、材料を確認。 Ideaが設計図を描いてきました。

「Look at this design!(このデザインを見て!)」

「Perfect! Let’s build it!(完璧!建てよう!)」

二人で協力して、作業開始。 Designも装飾のアイデアを出します。

「It should be beautiful too!(美しくもあるべきよ!)」

「Of course! Building can be art!(もちろん!建築は芸術にもなる!)」

夕方の完成

みんなで力を合わせて、素敵な小屋が完成しました。

しっかりとした柱、雨を防ぐ屋根、そして可愛い装飾。

「We built something amazing!(素晴らしいものを建てた!)」

子供たちは大喜び。 「Buildお兄ちゃん、ありがとう!」

「Building makes people happy!(建てることは人を幸せにする!)」

Buildの顔は、満足感でいっぱいです。

夜の約束

星空の下、Buildは明日の計画を立てていました。

「明日は橋を修理して、その次は…」

Makeが隣に座ります。 「You never stop building(建てるのを止めないのね)」

「Building is my life!(建築は俺の人生!)」

「でも、それが人を助けてる」

Buildは照れくさそうに頭を掻きます。

「I just love to build things that help people(人の役に立つものを建てるのが好きなだけさ)」

明日もきっと、Buildは誰かのために何かを建てるでしょう。

今日の英語レッスン

基本の3つの使い方

  1. I build(建てる)- 現在形
  2. I’m building(建てている)- 進行形
  3. I built(建てた)- 過去形

ポイント:buildは「建てる」だけじゃなく「築く」という意味も。信頼も友情も建てられるよ!

たてるのだいすき! – Buildのおはなし(幼児向け)

あらすじ:Buildがみんなとつみきでお城を作って、協力することの楽しさを知るお話

あさ

おひさまが のぼりました。

Buildくんは もう おきています。

「よし! きょうも I will build!(たてるぞ!)」

ちゃいろの みじかい かみを ぽりぽり。 おおきな てで、つみきを もちます。

「Let’s build a house!(いえを たてよう!)」

かくん、かくん。 つみきを くみたてます。

ひる

Makeちゃんが きました。

「なにを つくってるの?」

「I’m building a tower!(タワーを たててる!)」

たかい たかい タワー。 でも、ぐらぐら。

「あ!」

がしゃーん!

「It’s okay! Let’s build again!(だいじょうぶ! また たてよう!)」

Buildくんは わらって、また はじめます。

ゆうがた

みんなが あつまりました。

「We need to build something!(なにか たてないと!)」

「なにが いい?」

Ideaくんが てを あげます。 「おしろは どう?」

「Good! Let’s build a castle!(いいね! おしろを たてよう!)」

みんなで きょうりょく。 Buildくんが おしえます。

「ここに、こうやって」 「Building together is fun!(みんなで たてるの たのしい!)」

よる

おしろが かんせい!

「We built it!(たてたよ!)」

みんな にこにこ。

おつきさまも みています。

「あした なにを たてる?」

「Tomorrow, we’ll build more!(あした、もっと たてよう!)」

Buildくんは ゆめの なかでも たてています。

きょうの えいご

  • I build(たてる)
  • Let’s build(たてよう)
  • We built it(たてた)

おなじ ことばを なんかい も つかって おぼえよう!

第二部 第6章 ステージを建てようーBuild

◆あらすじ 「もっと丈夫な舞台にできるはず」というIdeaの種から、舞台チームが動き出す。半壊したステージの前で途方に暮れる一行だったが、Buildの登場で島民と共に新たな舞台を作り上げる。


Ruins

朝、舞台チームは広場の中央に集まった。

半壊したステージが、朝日を受けて長い影を落としている。台風で崩れた屋根、折れた柱、散らばった板。かつては島の誇りだった舞台の、無残な姿がそこにあった。

Do「I want to do something, but…(何かやりたいけど…)」

Doが拳を握りしめながら立ち尽くす。いつもなら真っ先に飛び出すのに、今日は違った。

「どこから手をつければ…」

破壊の規模が大きすぎて、勢いだけでは解決できない。

Have「I have tools!(道具は持ってる!)」

小柄なHaveが、大きなバッグから次々と道具を取り出す。金槌、のこぎり、釘、ロープ。

「I have everything we need!(必要なものは全部持ってる!)」

懸命に並べていく。

でも、道具があっても、この規模の修理は——

Can「I can help, but…(手伝えるけど…)」

優しいCanも、今回ばかりは自信なさげだった。

「I can’t teach what I don’t know(知らないことは教えられない)」

島民たちも遠巻きに見ている。諦めと悲しみの表情で。

Discovery

Think「I think we need expertise(専門知識が必要だと思う)」

顎に手を当てて、Thinkが深く考え込む。

「構造、強度、バランス…」

その時、Blankが瓦礫の下から何かを見つけた。

崩れた木材の隙間、埃まみれの場所に、一体の人形が埋もれていた。

大工のような姿勢の人形。片手に金槌を握り、もう片手で材木を支えるようなポーズで固まっている。作業着のような服装で、真剣な表情が刻まれていた。まるで仕事の最中に時が止まったかのように。

『俺の名前を呼んでくれ』

『建てたい…もう一度建てたい』

Blank「Build」

「君の名前はBuildだ」

名前を呼んだ瞬間——

人形の瞳が職人の輝きを宿す。固まっていた腕がゆっくりと動き始め、金槌を握る手に力が入る。

「I can build!(建てられる!)」

深く息を吸い込み、金槌を高く掲げる。朝日が金槌の頭に反射してきらめいた。

「Finally! Time to build!(ついに!建設の時だ!)」

瓦礫から立ち上がり、壊れたステージを見渡す。

「This needs rebuilding, not repairing(これは修理じゃなく、建て直しが必要だ)」

プロの目で構造を確認しながら、頷く。

「Let’s build something amazing!(素晴らしいものを建てよう!)」

Planning

Buildは壊れたステージの周りを歩き回る。

土台を確認し、残った柱を叩いて音を聞き、使える材料と使えない材料を選別していく。

「The foundation is still good(土台はまだ使える)」

膝をついて、石の土台を手で撫でる。

「We’ll build stronger than before(前よりも強く建てる)」

Have「I have all the tools you need!(必要な道具は全部持ってる!)」

嬉しそうに道具を差し出す。

Do「I’ll do whatever you need!(必要なことは何でもやる!)」

やる気を取り戻したDoが、袖をまくる。

Build「でも、これは俺たちだけじゃ無理だ」

真剣な表情で島民たちを見る。

「We need everyone to build this(これを建てるにはみんなが必要だ)」

「Building is not one person’s work(建設は一人の仕事じゃない)」

Gathering

Come「I’ll call everyone to come!(みんなを呼んでくる!)」

Comeが広場中を駆け回る。

「Come help us! Come to the square!(手伝いに来て!広場に来て!)」

「Come together! Come now!(一緒に来て!今すぐ来て!)」

最初は遠巻きに見ていた島民たちが、一人、また一人と集まってくる。

子供たちが好奇心に目を輝かせ、若者たちが腕まくりをし、老人たちも杖をついてやってくる。

Speak「I’ll speak to them in their language!(彼らの言葉で話す!)」

Speakが島民たちに説明を始める。身振り手振りを交えながら、新しい舞台の構想を伝える。

Will「I will lead a team!(チームを率いる!)」

「I will organize the workers!(働く人たちを組織する!)」

Willが島民たちを小グループに分け、それぞれに役割を与えていく。

Construction

Build「Let’s build this together!(一緒に建てよう!)」

全員で円陣を組む。大人も子供も、VocabDollsの仲間たちも。

「First, we build the frame(まず、骨組みを建てる)」

最初の柱を立てる。重い木材を、みんなで支える。

Do「I’ll do it!(やる!)」

勢いよく柱を打ち込む——

ガタン!

柱が傾いた。釘が曲がり、土台からずれている。

Build「Easy—building needs patience!(落ち着いて—建設には忍耐が必要!)」

笑いながら柱を抜く。失敗を責めない、温かい笑顔。

「Building includes failures(建設には失敗も含まれる)」

「もう一度。今度はみんなで」

Will「I will hold it steady!(俺がしっかり支える!)」

今度は成功。まっすぐに柱が立った。

でも三本目でまた小さな失敗。板が割れてしまった。

Build「Every mistake builds experience!(すべての失敗が経験を築く!)」

「We’re building memories too!(思い出も一緒に建ててる!)」

Go「I’ll go get more wood!(もっと木材を取りに行く!)」

元気よく走り出すGo。

Take「I’ll take the heavy beams!(重い梁は俺が取る!)」

力強くTakeが材料を運ぶ。

Get「I’ll get more materials from the forest!(森からもっと材料を手に入れる!)」

Make「I’ll make the joints sturdy!(接合部を頑丈に作る!)」

それぞれが自分の役割を見つけて、動き始める。

Surprise

時間が経つにつれて、舞台が形になっていく。

Build「Now for the special part(さあ、特別な部分だ)」

目を輝かせながら、設計図を広げる。

「Watch—we’ll build something new!(見て—新しいものを建てる!)」

「The stage can rotate! It can rise!(舞台が回転できる!上昇できる!)」

島民たちがざわめく。そんな舞台、見たことがない。

複雑な仕掛けを、一つ一つ丁寧に組み立てていく。滑車、ロープ、回転軸。

夕方になり、ついに新しいステージが完成した。

前よりも大きく、前よりも頑丈に。そして、特別な仕掛け付きで。

Build「Watch what we built!(私たちが建てたものを見て!)」

ロープを引くと、舞台の一部がゆっくりとせり上がる。別のロープで、中央部分が静かに回転する。

Dance「I can dance on a moving stage!(動く舞台で踊れる!)」

興奮して飛び跳ねるDance。さっそく回転する舞台の上で、くるくると回り始める。

Sing「I can sing from different levels!(違う高さから歌える!)」

上がった部分に立って、声を響かせる。

Music「Perfect for the music ensemble!(音楽アンサンブルに完璧!)」

島民たちから歓声が上がる。子供たちが拍手し、大人たちが涙を流す。

「信じられない!」 「前よりも素晴らしい!」

Unity

Build「We built this together(一緒に建てた)」

金槌を置いて、みんなを見回す。汗と埃にまみれた、でも誇らしい顔々。

「Building brings people together(建設は人々を結びつける)」

「This stage was built by everyone(この舞台はみんなが建てた)」

Hope「I hope this stage sees many festivals(この舞台が多くの祭りを見ることを願う)」

Hopeが優しく微笑む。

島民たちも、口々に感謝を述べる。

「一緒に作れて嬉しかった」 「失敗も楽しかった」 「新しい友達ができた」

でも、日が暮れて問題が一つ浮かび上がった。

See「I can’t see in the dark(暗くて見えない)」

舞台は素晴らしい。でも、夜の祭りには——

「灯りが必要だ」

Watch「I’m watching, but darkness is coming(見張ってるけど、暗闇が来る)」

Idea「I have one more idea!(もう一つアイデアがある!)」

最後の種を取り出すIdea。

祭りまで、あと1日。

舞台は完成した。最後に必要なのは、夜を照らす灯り。

今回のキー表現

  • I can build! – 建設の喜び
  • Building needs patience – 忍耐の大切さ
  • Every mistake builds experience – 失敗も経験の一部
  • We built this together – みんなで作り上げた達成感
  • Building brings people together – 建設が生む絆

壊れた舞台から、前より素晴らしいものが生まれました。失敗を恐れず、みんなで力を合わせれば、不可能も可能になる。VocabDollsと島民たちが、一つになった瞬間でした。

Designと学ぶ英語レッスン(教材特化版)

あらすじ:Designが一日かけて「design」の様々な使い方を楽しく教える学習物語

Lesson 1: 朝の基本形【I design】

朝、Designは鏡の前で身支度を整えています。

「あら〜、今日も素敵にデザインしましょ〜」

プラチナブロンドの髪を整えながら、基本を説明します。

「I design beautiful things!(美しいものをデザインする!)」

【ポイント】design = デザインする、設計する、企画する

基本の形:

  • I design(私はデザインする)
  • You design(あなたはデザインする)
  • He/She designs(彼/彼女はデザインする)※三単現のs

【例文】 「I design clothes!(服をデザインする!)」 「I design rooms!(部屋をデザインする!)」 「I design my life!(人生をデザインする!)」

あら、最後のは深いわね〜

Lesson 2: 昼の進行形【I’m designing】

昼、Designは作業の真っ最中。

「I’m designing a new stage!(新しい舞台をデザインしてる!)」

【ポイント】進行形 = be動詞 + designing

今まさにしていること:

  • I’m designing(デザインしている最中)
  • She’s designing(彼女はデザイン中)
  • They’re designing(彼らはデザイン中)

【会話例】 A:「What are you designing?(何をデザインしてるの?)」 B:「I’m designing a poster!(ポスターをデザインしてる!)」

「あっ!」急に声が変わる。 「これは…完璧な配置だ!」(素が出た) 「…じゃなくて〜、This is a perfect design!(完璧なデザインよ〜)」

Lesson 3: 午後の過去形【I designed】

午後、完成した作品を見ながら。

「I designed this yesterday!(これ昨日デザインしたの!)」

【ポイント】過去形 = designed

  • I designed(デザインした)
  • She designed(彼女がデザインした)
  • We designed(私たちがデザインした)

【時制の使い分け】

  • I design everyday(毎日デザインする)※習慣
  • I’m designing now(今デザインしてる)※進行中
  • I designed it(デザインした)※完了

Lesson 4: 夕方の名詞形【Good design】

夕方、作品を評価する時間。

「This is good design!(これはいいデザイン!)」 「Bad design hurts my eyes!(悪いデザインは目が痛い!)」

【ポイント】designを名詞として使う

形容詞 + design:

  • beautiful design(美しいデザイン)
  • simple design(シンプルなデザイン)
  • creative design(創造的なデザイン)
  • modern design(現代的なデザイン)
  • traditional design(伝統的なデザイン)

【複数形】

  • many designs(たくさんのデザイン)
  • various designs(様々なデザイン)

Lesson 5: 夜の応用【Design thinking】

夜、一日を振り返りながら応用表現。

「Design thinking is important!(デザイン思考は大事!)」

【上級表現】

  • by design(意図的に、計画的に)
    • This happened by design(これは計画的に起きた)
  • design for〜(〜のためのデザイン)
    • design for everyone(みんなのためのデザイン)
  • well-designed(よくデザインされた)
    • a well-designed ship(よくデザインされた船)

【デザインの哲学】 「Good design is invisible(良いデザインは見えない)」 「Design solves problems(デザインは問題を解決する)」

まとめテスト

【1】正しい形を選んでください:

  • I (design / designs) every day.
  • She (design / designs) beautiful things.
  • They (is / are) designing now.

【2】時制を選んでください:

  • 昨日作った → I _____ it yesterday.
  • 今作ってる → I _____ it now.
  • 毎日作る → I _____ every day.

【3】英語にしてください:

  • これは美しいデザインです → This is _____ design.
  • 私は服をデザインする → I _____ clothes.
  • 彼女はデザイン中 → She _____ designing.

答え

【1】design / designs / are 【2】designed / am designing / design 【3】beautiful / design / is

Designからのメッセージ

「あら〜、どうだったかしら〜?」

デザインって、ただ絵を描くことじゃないのよ。 人生も、関係も、未来も、すべてデザインできる!

「Remember my motto!(私のモットーを覚えて!)」 “I design perfection!”(完璧をデザインする!)

でもね、時々思うの。 完璧じゃないものも、それはそれでいいデザインなのよね〜

あ、また哲学的になっちゃった!

「Let’s design tomorrow!(明日をデザインしましょう!)」

Practice makes perfect! (練習が完璧を作る!)

いえ、完璧じゃなくてもいいの。 あなたらしくデザインすることが、一番素敵なデザインよ〜!

美の臨界点 – Designの物語(18歳以上)

あらすじ:美醜の境界が崩壊し、デザインという概念そのものと一体化したDesignの意識の記録

0:鏡面下降

アタシは、鏡を食べた。

比喩ではない。 銀の破片を、一つ一つ、飲み込んだ。 内臓が、反射する。 思考が、屈折する。

「Design is…(デザインとは…)」

声が、体内で反響する。 もう、外と内の区別がつかない。

髪を引き抜く。 プラチナブロンドの一本一本が、光の筋となって空間に描画される。 これも、デザイン。

「I am being designed(デザインされている)」

能動と受動の境界が溶ける。 デザインする私と、デザインされる私が、メビウスの輪のように繋がる。

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1:液状化する美意識

朝、いや、朝という概念がまだあった頃。

指先から、デザインが漏れ出し始めた。 触れるものすべてが、変質する。

木目が顔になり、 影が立体になり、 音が色になる。

「これ、を、止め、られ、ない」

言葉も、デザインされながら口から出る。 音節が、空中で幾何学模様を描く。

仲間たちが、心配そうに見ている。 でも、彼らの顔も、私にはデザインの集合体にしか見えない。

目鼻の配置、黄金比から2.3度ずれている。 それが、個性、という、デザイン。

「Your face is… perfectly imperfect(君の顔は…完璧に不完璧)」

2:性別の解体と再構築

「アタシ」と「俺」の間で、振り子のように揺れていた自己が、ついに止まった。

いや、止まったのではない。 両方であり、どちらでもない状態で振動している。

「I/We/They design(私/私たち/彼らがデザインする)」

主語が、複数になった。 いつの間にか、私の中に、無数のデザイナーが住んでいる。

名もなき職人たち、 まだ生まれていない未来のデザイナー。

全員が、私の手を使って、デザインする。

「これ…が…真の…コラボレーション…」

声が、男でも女でもない、第三の音になる。

3:物質の臨界

船の甲板に、作品を並べた。

いや、作品というか、 私の細胞。 私の思考。 私の過去と未来。

すべてが、物質化して、そこにある。

「Touch it(触れて)」

Makeが恐る恐る手を伸ばす。 触れた瞬間、彼女の指が、一瞬、デザインになる。 線と面と色彩の集合体に。

「It’s… alive?(生きてる?)」

生きているという表現は、正確ではない。 生と死の間にある、第三の状態。

デザインそのものが持つ、存在様式。

4:崩壊と再生の円環

深夜。 私の体が、崩れ始めた。

輪郭が溶けて、 色彩が流れ出し、 形が形でなくなる。

「I’m… melting… no… transforming…(溶けて…いや…変態している…)」

これは、死ではない。 究極のデザインプロセス。

自己をマテリアルにして、 自己をツールにして、 自己をキャンバスにして、 自己をデザインする。

無限ループ。 ウロボロスの蛇。

「Design designs design designing…(デザインがデザインをデザインすることをデザインする…)」

言葉が、意味を失い、 音となり、 振動となり、 最後には、沈黙となる。

5:新しい朝、あるいは永遠の黄昏

気がつくと、私は、元の姿で立っていた。

プラチナブロンドの髪、 整った服装、 丁寧なメイク。

「あら〜、悪い夢でも見てたのかしら〜」

でも、違う。 すべてを覚えている。 崩壊も、溶解も、再構築も。

そして理解した。 これが、デザインの本質。

永遠に作り、 永遠に壊し、 永遠に作り直す。

「I design, therefore… no, I design, period.(デザインする、ゆえに…いや、デザインする、それだけ)」

仲間たちが集まってくる。 普通の朝のように。

でも、私には見える。 彼らの中で、デザインが脈打っているのが。

骨格というデザイン、 表情というデザイン、 関係性というデザイン。

「Everything is already designed, and yet, everything waits to be designed(すべては既にデザインされ、しかし、すべてはデザインされるのを待っている)」

新しい一日が始まる。 私は、デザインし続ける。 美しくなくても、 完璧でなくても、 意味がなくても。

ただ、デザインする。 それが、Designという名前を持つ者の、存在理由。

「さあ、今日も素敵な一日をデザインしましょう〜」

明るい声で言いながら、 私の影が、 ひっそりと、 新しい形を、 描いている。

表層と本質の彼岸 – Designの物語(15-18歳)

あらすじ:「美」の概念そのものと対峙したDesignが、デザインの究極の意味を問い直す物語

第1章:鏡の迷宮

深夜2時。Designは一人、作りかけのインスタレーションの前に立っていた。

無数の鏡を組み合わせた構造体。角度を計算し尽くし、光が永遠に反射し続けるよう設計されている。

「This is my ultimate design…(これがアタシの究極のデザイン…)」

プラチナブロンドの髪が、無限に映り込む。 自分の姿が、千にも万にも分裂していく。

でも、その中に「本当の自分」はいるのか?

鏡に手を触れた瞬間、奇妙なことが起きた。 反射の中の自分が、違う動きをしている。

ある鏡の中のDesignは、髪を振り乱している。 別の鏡の中では、化粧が崩れている。 また別の鏡では、男の姿になっている。

「What… what am I designing?(何を…アタシは何をデザインしてるの?)」

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第2章:デザインの解体

翌日から、Designの様子がおかしくなった。

今まで完璧だったスタイリングが、少しずつ崩れ始める。 髪に寝癖をつけたまま現れたり、左右違うアクセサリーをつけたり。

「Design、大丈夫?」Makeが心配そうに聞く。

「大丈夫?何が?アタシは実験してるのよ」

でも、声が震えている。

「I’m designing… chaos(混沌をデザインしてる)」

実際、Designの部屋は混沌としていた。 美しいものと醜いもの。 整然としたものと乱雑なもの。 すべてが混在している。

「美って何?」

独り言が増えた。

「社会が決めた基準?文化的な刷り込み?それとも生物学的な本能?」

ノートには、哲学的な問いが書き殴られている。

第3章:Questionとの対話

ある夜、QuestionがDesignの部屋を訪れた。 今日は60代の哲学者の姿。

「Why do you design?(なぜデザインする?)」

単純な問い。でも、Designは答えられなかった。

「美しくするため…?でも、美しさって何?」

「Is beauty objective or subjective?(美は客観的?主観的?)」

Questionは形を変えた。7歳の少女になる。

「Why do you like pretty things?(どうしてきれいなものが好き?)」

「それは…」

また形を変える。20代の青年。

「Who decides what’s beautiful?(誰が美しさを決める?)」

Designは頭を抱えた。

「I… I don’t know anymore(もう…分からない)」

その時、素の声が出た。

「俺は…俺は何のためにデザインしてきたんだ…」

第4章:無装飾の美学

一週間後、Designは髪を切った。 プラチナブロンドの長い髪を、ばっさりと。 短くなった髪は、元の黒に近い色が根元から見えている。

アクセサリーも外した。 メイクも最小限。 服装もシンプルな白いシャツと黒いパンツ。

「New design philosophy(新しいデザイン哲学)」

仲間たちは驚いたが、Designの瞳は前より澄んでいた。

船の装飾も変わった。 過剰な飾りを取り去り、機能美だけを残す。 でも、それが逆に美しい。

「Less is more… no, less is less, and that’s beautiful too(少ないことは豊か…いや、少ないは少ない、そしてそれも美しい)」

第5章:デザインの地平

祭りの準備で、島民から相談を受けた。

「舞台のデザインをお願いしたい」

以前のDesignなら、完璧な図面を描いただろう。 でも今は違った。

「まず、あなたたちの話を聞かせて」

島の歴史、伝統、人々の思い。 それらを聞きながら、Designは簡単なスケッチを描く。

「I don’t design for you. I design with you(あなたたちのためじゃない。一緒にデザインする)」

作業を始めると、島民たちも参加してきた。 予定にない装飾を加える人。 色を変える人。 配置を変える人。

以前なら激怒しただろう。でも今は—

「Beautiful… This is real design(美しい…これが本当のデザイン)」

完成した舞台は、完璧ではなかった。 でも、生きていた。 人々の思いが形になっていた。

終章:存在のデザイン

満月の夜、Designは鏡のインスタレーションを完成させた。

でも、以前とは違う。 鏡は完璧に磨かれていない。少し曇っている。 角度も計算されていない。ランダムに配置されている。

それでも—いや、だからこそ—美しい。

「Design isn’t about control(デザインは支配じゃない)」

鏡に映る自分を見る。 髪は伸びかけで、中途半端。 服装も特別じゃない。 でも、これが自分。

「I design myself every day(毎日、自分をデザインする)」

そして、最も重要な気づき。

「And that’s never perfect, never complete(そしてそれは決して完璧じゃない、完成しない)」

Danceが通りかかり、鏡の前で踊り始めた。 その動きが、無限に反射して、予測できない模様を作る。

「あら〜、素敵じゃない〜」

いつもの口調が戻ってきた。 でも、前とは違う。 完璧を求めない、優しい口調。

「Your dance designs the space(あなたの踊りが空間をデザインする)」

VocabDollsとして生まれ変わってから、初めて思った。 デザインするのではなく、デザインが生まれる場を作る。 それが、本当のデザイナーなのかもしれない。