あらすじ：夢を見ることを忘れた町の子供たちに、Dreamが筏を作って夢の世界を見せる冒険
朝
朝霧が晴れた町で、Dreamは不思議な光景を目にしました。
子供たちが歩いている。でも、みんな下を向いて、つまらなそう。
虹色の髪をなびかせながら、Dreamは一人の男の子に声をかけました。
「おはよう！ What do you dream about?（何の夢を見るの？）」
男の子は首を横に振りました。
「夢なんて見ない。意味ないもん」
Dreamはびっくりしました。夢を見ないなんて！
町を歩いてみると、どの子も同じ。みんな夢を見るのをやめていました。
「I dream every day!（わたしは毎日夢を見る！）」
Dreamは言いましたが、子供たちは信じません。
そのとき、Nameがやってきました。
「Dream、この町では『夢は無駄』って教えられているの」
「無駄？ でも、夢は素晴らしいのに！」
「I have a big dream!（わたしには大きな夢がある！）」
Dreamの目が輝きました。
昼
お昼時、Dreamは海辺で何かを始めました。
流木や ロープを集めて、何かを作っている。
Hopeが手伝いにやってきました。
「何を作ってるんだ？」
「I’m making a dream boat!（夢の船を作ってるの！）」
それは筏でした。でも普通の筏じゃない。
Dreamが触れるたびに、虹色に光る特別な筏。
「これで、子供たちを夢の世界に連れて行くの」
「I dream of taking them to wonderful places!（みんなを素晴らしい場所に連れて行く夢を見てるの！）」
筏はだんだん完成に近づいていきます。
不思議なことに、筏は水に浮かべる前から、ふわふわと浮いていました。
夕方
夕方、子供たちが海辺にやってきました。
光る筏を見て、目を丸くしています。
「これ、何？」
「夢の筏よ。I dream we can fly together!（みんなで飛ぶ夢を見てるの！）」
最初の男の子が近づいてきました。
「本当に飛ぶの？」
「乗ってみる？」
恐る恐る筏に乗った瞬間、筏がふわりと浮き上がりました。
「わあ！」
男の子の目が輝きます。
「もっと高く！」
「I dream of the sky!（空の夢を見る！）」
Dreamが言うと、筏は雲の間を縫って飛び始めました。
下を見ると、町が小さく見えます。
「こんなに高いところから見たこと、ない…」
夜
夜、筏の上から星空を見上げました。
「きれい…」
男の子が息をのみます。
「I dream of touching the stars!（星に触れる夢を見る！）」
Dreamの指先から光が出て、星に届きそうなほど美しく輝きました。
他の子供たちも次々と筏に乗りたがります。
「ぼくも！」「わたしも！」
Dreamは何度も何度も空へ飛び立ちました。
一人一人の子供を、夢の世界へ。
最後に乗った小さな女の子が言いました。
「わたしも、Dream みたいになりたい」
「I want to dream like you!（あなたみたいに夢を見たい！）」
Dreamは優しく微笑みました。
「みんな、夢を見ることができるのよ。I believe in your dreams!（あなたの夢を信じてる！）」
その夜から、子供たちは再び夢を見るようになりました。
色とりどりの夢を。希望に満ちた夢を。
Dreamの虹色の髪のように、美しい夢を。
町は再び笑い声で満ちあふれました。
筏は今も海辺にあります。夢を忘れそうになった時、いつでも空へ飛び立てるように。
Dreamと一緒に覚えよう！
- I have a dream （夢がある）- 希望を表す基本表現
- Dream about （〜の夢を見る）- 具体的な夢の内容
- Dream come true （夢が叶う）- 願いが実現する時
夢は心の翼。Dreamが教えてくれる大切なこと。