言葉の贈り物 – Speakの物語(小学生向け)

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朝の練習

朝日がデッキを照らす頃、Speakはもう起きていた。

栗色の髪をポニーテールに結び、鏡の前に立つ。

I speak clearly!(はっきり話すよ!)」

自分に向かって話しかける。これが毎朝の習慣だった。

言葉は使わないと錆びてしまう。だから毎日練習する。

「おはよう、ボンジュール、グーテンモルゲン、ブエノスディアス!」

いろんな言葉で朝の挨拶。船の仲間たちはまだ寝ているけど、Speakの一日はもう始まっている。

昼の失敗

お昼、新しい島に上陸した。

市場は活気に満ちているが、言葉が全く通じない。

I’ll speak for everyone!(みんなの代わりに話すよ!)」

Speakは自信満々で店主に話しかけた。知っている言葉を全部試してみる。

でも、店主は首を振るばかり。

I can’t speak their language…(彼らの言葉が話せない…)」

初めての挫折。Speakは落ち込んだ。

Blankが肩に手を置いた。 「言葉が通じなくても、気持ちは伝わるよ」

「でも、わたしは話すことしか…」

その時、小さな女の子が泣いていた。お母さんとはぐれたらしい。

夕方の発見

Speakは女の子に近づいた。

言葉は通じない。でも、優しく話しかけた。

I speak with kindness(優しく話すよ)」

声のトーンを柔らかくして、ゆっくりと。

女の子の泣き声が小さくなった。

Speakは歌を歌い始めた。言葉の意味は分からなくても、メロディーは心に響く。

Sometimes, I speak without words(時々、言葉なしで話すの)」

女の子が笑顔になった。

そこへお母さんが走ってきた。言葉は分からないけど、感謝しているのが分かった。

お母さんは果物をくれた。お礼のしるし。

I spoke to her heart!(心に話しかけたんだ!)」

Speakは気づいた。言葉は道具の一つ。大切なのは、伝えたい気持ち。

夜の約束

船に戻ると、みんなが待っていた。

「どうだった?」とDoが聞く。

I learned to speak differently(違う話し方を学んだ)」

Speakは今日の出来事を話した。

言葉が通じなくても、心は通じる。声の調子、表情、行動。すべてが「話す」ことの一部。

「明日もまた、新しい話し方を見つけたい」

I want to speak to the world!(世界中と話したい!)」

でも今度は、言葉だけじゃない。心で話すことも覚えた。

夜、Speakは日記を書いた。

『言葉は橋。でも、橋を渡るのは心。I speak from my heart(心から話す)』


今日の英語レッスン

基本の3つの使い方

1. I speak + 言語(〜語を話す)

2. I speak to/with + 人(〜と話す)

3. I speak + 副詞(どのように話す)

ポイントspeakは「話す」行為そのもの。相手がいなくても使える。会話なら”talk”、何かを言うなら”say”も覚えよう!

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